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ヘアケア解説

髪のパサつき・傷みの原因と、やめる順番

この記事は一般情報であり、髪・頭皮トラブルの診断・治療を目的にしない。

鏡の前で乾かした髪の毛先をつまんで傷みを確認する男性

この記事は、髪がパサつく・広がると感じる男性、トリートメントやオイルを変えても変わらない人、何が髪の傷みの原因になっているか分からない人に向けた一般情報です。

この記事の結論

髪のパサつきや傷みが気になったとき、最初にやるべきは「トリートメントを買い足す」ことではありません。

  1. 髪は一度傷むと自然には元に戻らないという前提を持つ
  2. 今の習慣の中で、一番傷めているものを1つ選ぶ
  3. その習慣をまずやめる、または頻度を落とす
  4. やめた上で、必要なら保湿・保護のケアを足す

傷みがひどく、切れ毛や地肌の赤みが続く場合は、ケアを変え続けるより皮膚科など専門家への相談を選択肢にしてください。

編集部メモ:トリートメントを買い足す前に、傷める習慣を1つやめるほうが早い

髪がパサつくと、トリートメントやオイルを新しく試したくなります。

ただ、髪は肌と違って自己修復しません。一度キューティクルが傷むと、その部分は生え変わるまで元には戻らないため、足すケアより先に「傷める頻度を減らす」ほうが体感が変わりやすくなります。

新しい商品を試す前に、まず今の習慣の中で一番髪を傷めているものを1つやめてみます。

髪は自己修復しない、という前提

肌は新陳代謝でターンオーバーしますが、髪の毛自体は一度傷むと自然には修復されません。

米国皮膚科学会(AAD)は、熱や化学処理、摩擦によるダメージが積み重なっていくものとして、日々の習慣を見直すことをすすめています。

つまり、良いトリートメントを1回使うより、傷める習慣を減らすほうが、パサつきの体感には近道になりやすいということです。

髪を傷める習慣、優先度の高いもの

1. 高温のアイロン・コテを頻繁に使う

AADは、ドライヤーは低めの温度設定で使い、アイロンやコテのような高温の道具は週1回程度までに抑えることをすすめています。

2. タオルでゴシゴシ拭く

濡れた髪はキューティクルが開いていて傷つきやすい状態です。AADは、タオルでこすらず、押さえて水分を吸わせる拭き方をすすめています。

3. 濡れた髪を放置・雑にとかす

髪が乾いてからブラッシングする、あるいは濡れている間は目の粗いくしを使うほうが、切れ毛を防ぎやすくなります。

4. カラー・パーマ・縮毛矯正を短い間隔でくり返す

AADは、化学処理の間隔を空けること(目安として8〜10週間以上)、複数の施術を同時に行わないことをすすめています。

やめる順番の優先度表

全部を一度にやめる必要はありません。次の表で自分に当てはまるものをチェックし、優先度が高いものから1つずつ外します。

やめる候補の習慣当てはまるか(記入例)
高温のアイロン・コテを週4回以上使っているする ・ しない
タオルでゴシゴシ拭いているする ・ しない
濡れた髪のまま長時間放置しているする ・ しない
カラー・パーマを8週間より短い間隔でしているする ・ しない

チェックが多いほど、パサつきの原因が積み重なっている可能性があります。全部を同時にやめようとすると続かないので、回数が多い、または一番強くやっているものから1つだけ外すのがコツです。

髪を傷める習慣でやりがちなNG

0. いきなりトリートメントを買い替える

傷みの原因が習慣にある場合、トリートメントを変えても根本は残ります。まずは習慣を1つやめてから、ケアを足すかどうかを考えます。

1. 全部の習慣を一気にやめようとする

続かなくなり、結局元に戻ってしまいやすいです。優先度が高いものから1つずつにします。

2. 乾かさずに寝る

生乾きのまま摩擦を受け続けると、傷みが進みやすくなります。

やめたあとに足すケア

傷める習慣を1つやめたら、その後に保湿・保護のケアを足す選択肢があります。

AADは、健康な髪を保つコツとして、洗いすぎない、コンディショナーを使う、紫外線から髪を守るなどを挙げています。トリートメントやオイルは、この「やめる」が整ってから足すほうが、体感が変わりやすくなります。

皮膚科・専門家へ相談したほうがいいサイン

この記事は一般情報なので、髪や頭皮の診断はしません。ただ、次のような場合は、ヘアケアだけで様子を見るより専門家へ相談するほうが安全です。

  • 切れ毛やパサつきがケアを変えても改善しない
  • 頭皮の赤み・かゆみ・フケを伴う
  • 抜け毛が急に増えたと感じる

抜け毛の急な変化は、ヘアケアの範囲を超えるサインのことがあるため、自己判断を続けるより皮膚科などの専門家に相談したほうが安全です。

まとめ

  • 髪は自己修復しないという前提を持つ
  • 傷める習慣の中で一番強いものを1つだけやめる
  • 全部を同時にやめようとしない
  • やめた上で保湿・保護のケアを足す
  • 切れ毛や地肌の赤みが続くなら専門家へ相談する
免責事項:本記事は一般情報および編集部の実践メモを分けて整理したものです。医学的助言や効果効能を保証するものではありません。
参考:American Academy of Dermatology, 10 hair care habits that can damage your hair / American Academy of Dermatology, How to stop damaging your hair