髪を乾かす順番、合っていますか?ドライヤーの当て方の基本
この記事は一般情報であり、頭皮・髪トラブルの診断・治療を目的にしない。
この記事は、ドライヤーをいつも自己流で正しいのか分からない人、乾かした後に髪が広がったりまとまらなかったりする人、朝のスタイリングがうまくいかず乾かし方が原因かもしれないと感じている人に向けた一般情報です。
この記事の結論
髪を乾かす順番は、難しいテクニックより「タオルドライ」「根元から」「仕上げに冷風」の3つを守れば十分です。
- タオルでこすらず、水分を軽く押さえて吸い取る
- 根元から風を当てて、まず頭皮と根元を乾かす
- 8割ほど乾いたら毛先へ移動し、全体を乾かしきる
- 仕上げに冷風を当てて、髪を落ち着かせる
高いドライヤーに買い替える前に、この順番とタオルドライのやり方を見直すほうが、変化を感じやすいです。頭皮の赤みやかゆみ、フケが急に増える場合は、乾かし方だけの問題でない可能性があるため、専門家への相談を選択肢にしてください。
ドライヤーの相談で一番多いのは「風量の強いモデルに買い替えるべきか」という質問です。ただ実際には、風量より前の工程、つまりタオルドライでほとんど差がつきます。
濡れた髪をタオルでゴシゴシこすってから乾かし始めると、それだけで摩擦のダメージが積み重なります。逆に、タオルで水分をしっかり押さえてから乾かし始めると、ドライヤーを当てる時間そのものも短くなります。
新しいドライヤーを検討する前に、次の順番だけ固定します。
- タオルで水分を押さえる(こすらない)
- 根元から乾かす
- 仕上げに冷風を当てる
この3つが崩れていると、ドライヤーの性能を上げても仕上がりの差は感じにくいです。
なぜ乾かし方が重要なのか
髪は濡れている間、特にデリケートな状態になります。
American Academy of Dermatology(米国皮膚科学会)は、髪が濡れているときはもろくなりやすいため、乱暴にタオルでこすって乾かすとダメージにつながる可能性があると述べ、タオルやTシャツで水分をやさしく吸い取ることをすすめています。また、ブロードライやアイロンなどの熱を使う頻度を控えめにし、使う場合は低〜中温にして、熱から髪を守る製品を使うことも一般的な目安として挙げています。
つまり、乾かし方の基本は「こすらない」「熱を上げすぎない」の2つに集約されます。
髪を乾かす基本の手順
1. タオルで水分を押さえる
濡れた髪をこすらず、タオルを頭に当てて水分を吸わせるように押さえます。この時点で7〜8割の水分を落としておくと、ドライヤーの時間が短くなり、熱にさらす時間も減らせます。
2. 根元からドライヤーを当てる
いきなり毛先から乾かすと、根元が生乾きのまま広がりやすくなります。まずは頭皮に近い根元にドライヤーを当て、手ぐしを通しながら風を通します。ドライヤーは髪から15〜20cmほど離し、同じ場所に当て続けないように小刻みに動かします。
3. 毛先は最後にまとめて乾かす
根元が8割ほど乾いたら、毛先に移動します。毛先は水分が飛びやすいので、長時間熱を当て続けないようにします。
4. 仕上げに冷風を当てる
最後に冷風に切り替えて、髪全体に風を当てます。熱で開いていたキューティクルが落ち着き、まとまりが出やすくなります。
やりがちなNG
0. いきなり高い道具に頼る
ドライヤーやブラシを買い替える前に、タオルドライと乾かす順番を見直したほうが、変化を感じやすい場合が多いです。
1. 毛先から乾かし始める
根元が生乾きのまま放置されると、スタイリングをしても崩れやすくなります。まず根元からが基本です。
2. 同じ場所に熱を当て続ける
一点に熱を当て続けると、髪への負担が増えます。ドライヤーは小刻みに動かしながら当てます。
3. 完全に乾かしきらずに寝る
生乾きのまま寝ると、寝ぐせや摩擦の原因になりやすいです。根元までしっかり乾かしてから休むほうが、翌朝の手間を減らせます。
乾かし方チェック表
| 見ること | メモする例 |
|---|---|
| タオルドライ | こすらず押さえているか |
| 乾かす順番 | 根元→毛先の順になっているか |
| ドライヤーの距離 | 15〜20cmほど離しているか |
| 仕上げ | 冷風で仕上げているか |
| 乾き具合 | 寝る前に根元まで乾いているか |
専門家へ相談したほうがいいサイン
この記事は一般情報なので、頭皮・髪トラブルの診断はしません。ただ、次のような場合は、乾かし方だけを見直すより専門家へ相談するほうが安全です。
- 頭皮の赤みやかゆみが続く
- フケが急に増えた
- 髪の乾燥やパサつきが乾かし方を見直しても改善しない
- 抜け毛が急に増えたと感じる
まとめ
- タオルでこすらず、水分を押さえて吸い取る
- 根元から乾かし、毛先は最後にまとめる
- ドライヤーは15〜20cmほど離し、同じ場所に当て続けない
- 仕上げに冷風を当てる
参考:American Academy of Dermatology, Hair care tips for healthy hair / American Academy of Dermatology, 10 hair-care habits that can damage your hair