筋トレは毎日やらないとダメ?休む日の考え方
この記事は一般情報であり、運動指導や体調の診断を目的にしない。
この記事は、筋トレを1日サボると元に戻ってしまう気がして不安な人、休むことがサボりに感じて疲れていても続けてしまう人、始めたばかりで毎日やっていてすでに少しきつくなってきた人に向けた一般情報です。
この記事の結論
毎日やらなくていいです。
厚生労働省の指針が示す筋力トレーニングの目安は、週2〜3日です。毎日やる前提では、そもそも設計されていません。
- 週2〜3日を基本の目安にする
- やる日を先にカレンダーへ入れて、残りは休む日と決める
- 休む日は「何もしない日」にせず、散歩やストレッチ、早めの就寝にあてる
- 疲れや痛みが残っている日は、予定していても軽くするか休む
1日休んでも、積み上げたものは消えません。不安から毎日に増やすより、週2〜3日を長く続けるほうが現実的です。
体調がすぐれない状態が続く場合や、痛みが引かない場合は、無理に続けず専門家へ相談してください。
「休んだら負けな気がする」という感覚は、始めたばかりの時期ほど強く出ます。寝る前に「今日はやらなかった」と罪悪感が湧いてくる、あの感じです。
編集部がすすめたいのは、休む日に別の役割を持たせることです。散歩をする、風呂上がりに軽く伸ばす、いつもより30分早く寝る。どれも数分から始められて、「今日は何もしなかった」という感覚を消してくれます。
罪悪感の正体は、休みの日の予定が空白なことです。なら、埋めればいい。空白にしなければ、休む日はサボりから、続けるための一部に変わります。
週2〜3日という目安はどこから来ているか
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」情報シートでは、成人・高齢者に筋力トレーニングを週2〜3日行うことがすすめられています。
つまり、公的な目安の時点で、週の半分以上は筋トレをしない日です。毎日やらないと効果がない、という前提はここにはありません。
なお、なぜ休む日を挟む設計になっているかという体の仕組みの説明は、この記事ではしません。目安が週2〜3日で示されている、という事実だけで、毎日やるべきかの答えには十分だからです。
休む日の組み込み方
1. やる日を先に決める
「時間ができたらやる」だと、やる日も休む日も曖昧になります。
週2〜3日、曜日で先に決めてしまいます。たとえば火・木・土。残りの4日は、最初から休む日です。
2. 同じ部位を連日やらない
全身をまとめてやる日が続くと、同じ部位に負荷が連日かかります。
Cleveland Clinicは、痛みがある筋肉については、痛みがあるあいだ高強度の運動を避けることをすすめています。前日の部位に張りや痛みが残っているなら、その部位は休ませて、別の部位か軽い運動に切り替えます。
3. 休む日の過ごし方を1つ決めておく
散歩、ストレッチ、早めの就寝。どれか1つを「休む日にやること」として決めておきます。
内容は軽くて構いません。大事なのは、休む日の予定が空白にならないことのほうです。
やりがちなNG
0. 不安だからと毎日に増やす
「週2〜3日で足りるのか」と不安になって、毎日やる計画に変えたくなります。
でも、毎日の計画は1日崩れると連鎖して崩れやすく、罪悪感も倍になります。増やすより、決めた週2〜3日を守れているかを先に見てください。
1. 休んだ翌日に、取り返そうとして倍やる
昨日やらなかったから今日は2倍。この発想は、疲れを次の日に持ち越して、結局また休むことになりがちです。
休んだ日はそのまま流して、次のやる日をいつも通りにやる。それで十分です。
やる日・休む日のサイン
迷った日は、この表に自分の状態を照らしてみてください。一般的な目安であり、体調の診断ではありません。
| いつも通りやっていい日のサイン | 軽くする・休む日のサイン |
|---|---|
| 前回の張りや痛みがほぼ残っていない | 前回の部位に痛みや強い張りが残っている |
| 睡眠がとれていて、体が重くない | 寝不足が続いて、体がだるい |
| 予定していたやる日である | 予定外だが不安だからやりたくなっている |
右の列に当てはまる日は、休むか、散歩程度に切り替える日です。
専門家へ相談したほうがいいサイン
この記事は一般情報なので、体調や痛みの診断はしません。
次のような場合は、休む日を増やして様子を見続けるより、専門家へ相談するほうが安全です。
- 痛みが1週間以上引かない、または強くなっている
- 疲れやだるさが何週間も抜けない
- 動悸や息切れ、めまいが運動のたびに出る
- 持病があり、運動の頻度に不安がある
まとめ
- 筋トレは毎日やらなくていい。公的な目安は週2〜3日
- やる日を曜日で先に決めて、残りは休む日にする
- 休む日は散歩・ストレッチ・早めの就寝で空白にしない
- 休んだ翌日に倍やって取り返そうとしない
- 痛みや不調が続くときは専門家へ相談する
参考:「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」情報シート:筋力トレーニングについて(e-ヘルスネット、厚生労働省) / Cleveland Clinic, Delayed Onset Muscle Soreness (DOMS)