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スキンケア解説

繰り返す男の大人ニキビ、洗顔を増やす前に見直すこと

この記事は一般情報であり、ニキビの診断・治療を目的にしない。

洗面台の鏡であごのニキビを気にして手を伸ばしかけている男性

あごや口の周りに、治ってはまた同じ場所に出るニキビ。10代の頃より数は減ったのに、なぜか消えない。鏡を見るたび気になって、気づけば指が伸びている。そういう状態の男性に向けて、商品を買い足す前に見直せることを整理します。

この記事の結論

繰り返す大人ニキビへの対応は、洗顔回数を増やすことでも、強い洗顔料に替えることでもありません。まず「悪化させている側の習慣」を1つやめるのが先です。

  1. 気になって触る・つぶすのをやめる
  2. 洗顔は1日2回までにして、こすらない
  3. ニキビの上とその周りの髭剃りを、いつもより浅く済ませる
  4. 2〜3か月変わらなければ、市販品の買い替えより皮膚科を選択肢にする

大人のニキビはホルモンやストレスなど、洗顔では動かせない要因も関わるとされています。だから「洗えていないせいだ」と自分を責めて洗顔を増やすと、むしろ逆方向に進みやすいです。

編集部メモ:洗顔料より先に、自分の「手」を疑う

ニキビの相談で商品の話から入る人は多いですが、実際に差が出やすいのは商品より手の動きです。仕事中、通勤中、鏡の前。無意識に患部を触る回数は、本人が思っているより多いです。

触るたびに刺激と皮脂が乗るので、どんな洗顔料を使っていても、この習慣が残っている限り土台が崩れたままになります。

まず1日だけ、触った回数を数えてみてください。数えるだけで回数は減ります。商品の見直しはそのあとで十分です。

大人のニキビが繰り返す背景

10代のニキビは皮脂の多さが主役ですが、大人のニキビは事情が少し違います。

American Academy of Dermatologyは、大人のニキビにはストレスによるホルモンの変動や、家族的な体質が関わることがあるという一般情報を示しています。つまり、毎日きちんと洗っていても出るときは出ます。

この前提を知っておくと、対応の考え方が変わります。「洗い方が足りない」ではなく「刺激を減らしながら、洗いすぎない」。方向はこちらです。

洗顔より先に見直す3つの習慣

1. 気になって触る・つぶす

一番やりがちで、一番影響が大きい習慣です。つぶすと一時的に目立たなくなった気がしますが、周りの皮膚への刺激が増え、跡が残る原因にもなりやすいとされています。

「触らない」を意志だけで守るのは難しいので、マスクや絆創膏で物理的に触れなくする日を作るのも手です。

2. 1日3回以上の洗顔・ゴシゴシ洗い

AADは、洗顔は1日2回までと汗をかいたときにとどめ、スクラブやタオルでこすらず指の腹で洗うことをすすめています。皮脂が気になる日ほど回数を増やしたくなりますが、そこは我慢どころです。

3. ニキビの上を深剃りする

口周りやあごはちょうど髭剃りの通り道です。ニキビがある日は、その部分だけ刃を軽く当てるか、避けて剃り残す判断をしてください。清潔感は1日の剃り残しでは崩れません。でも、刃で削れたニキビは1週間残ります。

ケア用品を選ぶときの基準

習慣を見直したうえで商品を選ぶなら、基準は「強さ」より「刺激の少なさ」です。

  • 「ノンコメドジェニック」表示があるものを目安にする(毛穴をふさぎにくい処方として試験されたという意味の表示です)
  • アルコールの清涼感が強いものは一旦避ける
  • 保湿も油分控えめのものでいいので省かない

AADも、アルコール分の強い製品や収れん系のアイテムは肌を乾燥させて荒れの引き金になり得るとして、低刺激のものを選ぶ考え方を示しています。

日焼け止めも同じ基準で選べば、ニキビがある日でも使い続けられます。

悪化させていないか、1週間つけるチェック表

新しい商品を試す前に、いまの自分の行動を1週間だけ記録してみてください。

見ること記入する例
患部を触った回数気づいたら1日10回以上/ほぼ触らない など
洗顔の回数と強さ朝晩2回・指の腹/昼も洗う・スクラブ使用 など
髭剃りの当て方ニキビの上も普通に剃る/避けている など
新しく足したもの特になし/清涼感の強い化粧水 など
睡眠と忙しさ残業続き/普段どおり など

1週間分を見返すと、「商品が悪い」以外の原因候補がたいてい1つは見つかります。直すのはそこからです。

皮膚科へ相談したほうがいいサイン

この記事は一般情報で、ニキビの状態を診断するものではありません。次のような場合は、市販品を替え続けるより皮膚科への相談を選択肢にしてください。

  • 2〜3か月セルフケアを続けても、出るペースが変わらない
  • 痛みのある大きなしこりが繰り返しできる
  • 跡や色素沈着が増えてきている
  • 背中や胸など、顔以外にも広がっている

ニキビは保険診療で治療の選択肢がある領域です。自分で抱え込む期間が長いほど跡の心配も増えるので、相談は早めでいいと思います。

まとめ

  • 触る・つぶすをやめることから始める
  • 洗顔は1日2回まで、指の腹でこすらず
  • ニキビの上の髭剃りは浅く、または避ける
  • 商品は強さでなく低刺激と表示で選ぶ
  • 2〜3か月変わらなければ皮膚科を選択肢に
免責事項:本記事は一般情報および編集部の実践メモを分けて整理したものです。医学的助言や効果効能を保証するものではありません。
参考:American Academy of Dermatology, Acne: Tips for managing / American Academy of Dermatology, Adult acne