市販のヘアカラーと美容院、どっちで染める
この記事は一般情報であり、頭皮・毛髪トラブルの診断・治療を目的にしない。
この記事は、初めて自分の髪を染めようか美容院に行こうか迷っている人、市販のヘアカラーで色ムラになった経験がある人、費用を抑えたいけれど仕上がりも心配な人に向けた一般情報です。
この記事の結論
染める前に決めておくといいのは、何色にするかより「染めた後、伸びてきた根元をどう扱うか」です。
- 初めて染めるなら、1回目は美容院でムラや放置時間の失敗リスクを避ける
- 白髪や一部分だけ染める狙いなら、市販でも扱いやすい
- リタッチ(伸びた根元)の頻度を決め、自分でやるか美容院に任せるかを決める
- 説明書の放置時間とパッチテストの手順を、面倒でも省略しない
頭皮にかぶれや強いかゆみが出た場合は、自己判断で染め続けず、皮膚科など専門家に相談する選択肢を持ってください。
初めて染める男性の多くは「何色にするか」で悩みます。
ただ、実際に手間がかかるのは染めた直後より、1〜2ヶ月後に地毛が伸びて根元だけ色が違って見えるタイミングです。ここをどう扱うか(リタッチだけ美容院に任せる、市販で自分で塗る、伸びるまであえて放置する)を決めておかないと、せっかく染めても数週間で「なんか違う」に見え始めます。
染める前に、根元の手入れ方法まで一緒に決めておくと後悔が減ります。
市販と美容院、何が違うのか
市販のヘアカラーは数百円〜2千円程度で購入でき、自宅で好きな時間に染められる手軽さがあります。一方、美容院は数千円〜1万円程度からとレンジが上がりますが、美容師が髪質や地毛の色を見ながら塗るため、ムラや放置時間の失敗リスクを抑えやすくなります。
費用と手軽さを取るか、失敗しにくさと調整のしやすさを取るか。ここで向き不向きが分かれます。
生え際や耳周りは自分では見えにくく、市販カラーだと塗りムラが出やすい部分です。この範囲だけ美容院に任せ、それ以外は市販で済ませる、という組み合わせ方もあります。
自分の条件から選ぶ分岐表
| 自分の条件 | 向いている選択肢 |
|---|---|
| 初めて染める・失敗が不安 | 1回目は美容院で仕上がりと放置時間を見てもらう |
| 白髪や一部分だけ染めたい | 部分用・白髪用の市販カラーでも扱いやすい |
| 説明書の手順を自分で管理する自信がある | 市販でも問題になりにくい |
| 根元のリタッチだけ定期的に発生させたい | 美容院でリタッチだけ予約する、または市販のリタッチ専用剤を使う |
| まずは予算を抑えて試したい | 市販から始め、慣れてきたら継続を判断する |
この表は優劣の比較ではなく、自分の条件に近い方を選ぶための整理です。
初めて染めるなら知っておきたいこと
放置時間と説明書
市販のヘアカラーは、説明書に書かれた放置時間の手順を守ることで、色ムラや頭皮への刺激を抑えやすくなります。時間を延ばせば色が濃くなるとは限らず、刺激が強くなるだけの場合もあります。
パッチテスト
染毛剤の中には、頭皮や肌に合わないと赤み・かゆみなどの反応が出る人もいます。説明書に記載されたパッチテストの手順を、面倒でも省略しないことが安全弁になります。
眉やもみあげへの色移り
生え際に近い眉やもみあげにカラー剤が付くと、色が残ってしまうことがあります。塗る前にワセリンなどで縁を保護しておくと、色移りを防ぎやすくなります。
リタッチ(伸びた根元)をどう判断するか
米国皮膚科学会は、髪を傷めやすい習慣としてカラーなどの薬剤処理を挙げ、リタッチの間隔をできるだけ空けること、乾燥する時期は8〜10週間以上空けることを目安に挙げています。カラーとパーマなど別の薬剤処理を両方行う場合は、時期を2週間ずらすこともすすめています。
つまり、根元が気になるたびに毎月染め直すより、間隔を空けられるかを先に考えたほうが、髪への負担は抑えやすくなります。
市販・美容院どちらでもやりがちなNG
0. 説明書の放置時間を勝手に伸ばす
濃く染まると思って時間を延ばしても、色の入り方より刺激やダメージが強くなりやすいだけです。
1. パッチテストを省略する
過去に問題がなかったからと省略すると、体調や使う製品によって反応が変わることがあります。
2. リタッチの間隔を決めずに染め続ける
気になるたびに染めると、薬剤処理が重なりやすくなります。
3. 失敗を自分で直そうと市販カラーを重ね塗りする
ムラを直そうとして重ねると、色がより不均一になったり、傷みが強くなったりすることがあります。
美容師・専門家に相談したほうがいいサイン
次のような場合は、自己判断で染め続けるより専門家に相談するほうが安全です。
- 頭皮にかぶれ・赤み・強いかゆみが出た
- 色ムラがひどく自分では直せない
- 説明書通りにやっても毎回同じ失敗を繰り返す
まとめ
- 初めては美容院でリスクを見てもらう選択肢もある
- 白髪や部分染めは市販でも扱いやすい
- パッチテストと放置時間は省略しない
- リタッチの間隔をあらかじめ決めておく
- 頭皮に異常が出たら専門家へ相談する
参考:American Academy of Dermatology, 10 habits that can damage your hair