乳液とクリームの違い。男はどっちを使えばいい?
この記事は一般情報であり、特定の商品タイプの効果を保証しない。
化粧水の次に何か塗ったほうがいい、までは分かった。それで売り場に行くと、乳液の隣にクリームが並んでいて、どちらのパッケージにも「保湿」と書いてある。値段も近い。何が違って、自分はどっちなのか。その2択だけを片付けます。
この記事の結論
先に答えを言うと、両方買う必要はありません。乳液とクリームは役割が競合する製品で、肌の乾き方に合わせてどちらか1つで足ります。
違いの本質は水分と油分の比率です。乳液は水分寄りで軽く、クリームは油分寄りでこってりしている。塗り心地の重さは、そのまま「フタの厚さ」の違いだと思ってください。
迷ったら乳液からで大丈夫です。軽いものから始めて、足りなければ厚いほうへ動く。逆方向より失敗が少ない順路です。
実は「乳液」と「クリーム」の線引きは、メーカーごとにかなり揺れています。ジェルクリーム、ミルク、バームと呼び名は増える一方で、名前から中身を当てるのはプロでも難しくなっています。
だから覚えるべきは名前の定義ではなく、自分の基準です。塗って10分後、まだベタつくなら自分には重すぎる。夕方にはもうつっぱるなら軽すぎる。この2つの感覚だけ持っておけば、呼び名がどう変わっても選べます。
違いは水分と油分の比率
化粧水が「水分を与える」役割なのに対し、乳液もクリームも「与えた水分が逃げないように油分でフタをする」役割です。ここは共通しています。
違うのは配合バランスです。乳液は水分が多めで伸びが良く、塗り上がりが軽い。クリームは油分の割合が高く、フタとしての持ちが良いぶん、重さとベタつき感が出ます。
American Academy of Dermatologyも保湿剤の選び方について、乾燥の強い肌ほど油分の多いこっくりしたタイプが向き、そうでなければ軽いローションタイプでよいという、肌の状態と重さを対応させる考え方を示しています。
自分はどっちか、症状で決める
肌質の名前で考えるより、いまの症状に当てはまる行を探すほうが早いです。
| いまの肌の状態 | 選ぶ目安 |
|---|---|
| 夕方になるとTゾーンがテカる。乾燥はあまり感じない | 乳液(軽め)。量も控えめから |
| 洗顔後や朝、頬が軽くつっぱる | 乳液。物足りなければ量を増やす |
| 粉をふく、かさつきが目に見える | クリーム、または乳液を厚めに |
| 冬だけ乾燥がきつい | 普段は乳液、冬だけクリームに切り替え |
| ニキビができやすい | 軽めの乳液から。重いフタは様子を見て |
表で決めきれない人は、乳液からです。理由は単純で、軽いものが足りない失敗は「乾く」だけで済みますが、重いものが過剰な失敗は「ベタつきが不快で習慣ごとやめる」に直結するからです。
選んだ後の使い方
使うタイミングは化粧水の直後。パール粒1〜2個分を目安に、乾きやすい頬から先にのせて、Tゾーンは残りで薄く済ませます。
顔全体に同じ厚さで塗る必要はありません。テカる場所には薄く、乾く場所には厚く。1本のままで塗り分ければ、混合肌でも2本目は要らなくなります。
よくある疑問:両方使うのはあり?
「乳液のあとにクリームも」という重ね技は、乾燥がかなり強い人向けのオプションです。標準装備ではありません。
もしやるなら、顔全体ではなく乾きが強い場所だけにクリームを重ねてください。全顔2層は、ほとんどの男性にとって過剰で、コストも手間も倍になります。
ちなみに「オールインワンで全部済ませたい」という人は、それも一つの答えです。時短ケアの考え方は別記事に書いています。
やりがちなNG
0. とりあえず乳液もクリームも両方買う
「どっちか分からないから両方」は、売り場での安心と引き換えに、洗面台に使わない1本を増やすだけです。まず1つ。合わなければ買い替え。この順で十分です。
1. ベタつくのを我慢して使い続ける
ベタつきの不快感は、習慣が途切れる最大の理由です。我慢は美徳ではないので、重すぎたら軽いほうに替えてください。
2. 化粧水だけで終わらせる
2択で迷った結果、どちらも買わずに化粧水だけ、が実は一番もったいない選択です。フタがなければ与えた水分は逃げます。軽い乳液1本、まずそれだけで前に進めます。
まとめ
- 乳液=水分寄りで軽い、クリーム=油分寄りで厚いフタ
- 両方は要らない。肌の乾き方で1つ選ぶ
- 迷ったら乳液から。足りなければ厚い方へ
- 顔の場所ごとに塗る厚さを変えれば1本で足りる
- ベタつく重さは我慢せず軽い方へ替える
参考:American Academy of Dermatology, How to pick the right moisturizer for your skin